お待たせしました！それでは生徒の夏海外体験記のスタートです！
２０２４年度第１回はトビタテ！留学JAPANよりフィンランドで３週間過ごしたH.T.さんのレポートです！
それではどーぞ！
Moi! 🇫🇮4年生のH.T.です。9/1から3週間、「早期英語教育」をテーマにフィンランドへ留学しました。
私は小さい頃からほぼ毎日オンライン英会話を続けていて、英語が大好きです。将来は、日本で幼児や小学生向けのEnglish schoolを開き、英語で話す喜びを広めたいと考えています。フィンランドは非英語圏の中で英語力が非常に高い国で、現地の学校の英語教育を視察することで、日本の英語教育を変えるヒントを見つけました。
一番の気づきは、授業の自由度の高さです。形式にあまりとらわれておらず、「学校」というよりも「英会話スクール」のような雰囲気でした。ペアでサイコロを転がしてアクティビティをしたり、授業中に映画を観たりするクラスもあり、「生きた英語」を学んでいました。生徒たちは英語を使う楽しさを実感しているように思います。
その反面、文法を小学校のうちから教わるため、基礎がしっかりしていて感心しました。セミリンガルを生まないために、文法の勉強は必要不可欠だと再確認できました。また、デジタル教材がとても充実していて、音声に子どもたちを惹きつけるような効果音が多く含まれていて、先生の負担軽減や、授業を楽しくするための工夫が詰まっていました。
大半の子が集中して積極的に挙手をして授業に参加していた中、時々、授業中に立ち上がって歩き回ったり、地面に寝転がってしまう子もいました。また、ランチ中に食べ物で遊ぶ子や平気でお残しする子もいました。日本では学校でマナーや食育などを教わるので、フィンランド教育の素晴らしさに気づくと同時に、日本の学校教育の良さにも改めて気づけました。
英語の授業中、私も先生として何度か授業をさせてもらいました。日本の文化や私の学校での生活について詳しく紹介したり、紙芝居を読んだりしました。生徒たちはフィンランドとの違いに驚いていました。納得がいくまで「Why?」と積極的に質問してくれたので、一緒に考えを深められました。また、日本から持参したガチャガチャを回してもらい、その景品としてポケモンやサンリオのハンカチ、キャラクター消しゴムなどをプレゼントしました。とても喜ばれました！
フィンランドは自然豊かで、心が落ち着く癒しの場所でした。夏は白夜で太陽が出ている時間が長く、日の出が湖に映る反射には思わず息を飲みました。日本にいると毎日をせわしなく感じますが、フィンランドの人は心の余裕があり穏やかな方ばかりでした。世界一幸福な国で、自分自身の「生き方」についても考えさせられました。
最後に感謝の言葉を述べたいと思います。私のトビタテ留学は、留学中や応募段階で家族、大成の先生方、トビタテの先輩方のサポートがあったからこそ実現しました。多くの場面で助けられ、本当に感謝しています。
また、留学先でもたくさんの出会いに恵まれました。ホストファミリーにはコテージに連れて行ってもらい、サウナやシナモンロール作りを楽しみ、オーロラも見られた充実した休日を過ごしました。特にホストマザーは、日本とフィンランドの両方に住んだ経験がある方で、両国の良さやフィンランドでの子育ての経験についてなど、多くのことを教えていただきました。
現地の先生方は快く迎えてくださり、私のたくさんの質問にも答えてくださり、とても勉強になりました。学校で出会った生徒たちも、放課後にピクニックに誘ってくれたり、ナイトパーティーに招待してくれたり、優しく接してくれました。
素敵な夏の思い出になりました。Kiitos!🩵
